一流を知っている一流の人は仕事の世界観が全然違うのね

一流の会社

 

業界では有名人のルミさん(仮名)に会いました

昨日はある会合で、
(株)ルミ・コンサルタント(仮名)の
ルミさん(仮名)に初めてお目にかかりました。

 

私がひとりで仕事を始めた時には、
すでに会社をつくって起業されていた方で、
たぶん私とほぼ同世代(笑)
私は当時、すごいなーと思って、
何度も何度もHPを見たし、
私の周囲ではそれなりに有名人だったと思います。

 

元国際線のCAで、米国在住歴有り。
キャリアを生かして接遇コンサルや
英語関係の仕事をしており、お話を伺う限りでは、
「取りあえず行き当たりバッタリで食っている」感じの、
私とは比べ物にならない雰囲気(^^;)

 

もちろん私とは分野が違うので、
お客さんの業種もあまりカブらないと思いますが、
オタクでオヤジキャラで手抜きな私と異なり、
向こうはメイクも服装もばっちり決まって、
そこにるだけで、華やかなオーラが漂います(笑)

 

元々の私は劣等感の塊なので、
こういう女性はすごく苦手なんですよ。
そこにいるだけで、距離を取りたくなっちゃうんですが、
そうやって、不得手なキャラクターの人を、
自分から遠ざけていると、
得られる情報も得られないな、と思って、
昨日は頑張って(←マジでw)隣の席に座りました。

 

格で負けてるときは仕事のキャリアを聞くことにしている

私は仕事の方向性が似ている格上のビジネスパーソンと、
雑談を交わさなければいけない状況になったとき、
相手が男性だと別になんともないんですが、
女性だと(劣等感ゆえに)
妙に構えてしまうところがあって、
まったく気持ちが落ち着かなくなります。

 

ですが最近では、そういうときは、
必ず自らの立場をずっと低めて、
完全なる後輩モードにシフトチェンジし、
相手のキャリアを尋ねることにしています。

 

これが、結構、参考になるし仲良くなれるんですよ。
まったく関心がない美容や温泉やグルメや健康の話が出たら、
付いていけずにアウトなのですが、
仕事の話ならば、素直に共感できるんです。
特に、一番最初のお客さんをどうやってつかんだか?が、
誰に聞いても、大きなヒントになることが多いです。

 

ルミさんは、さっきの自己紹介で、
「企業と契約して接遇コンサルをやっている」と言いました。

 

えっ?企業と契約!!!

 

それって今、一番、私が欲しいもの。

 

私の分野はルミさんのような接遇ではなく、
特定の社員グループやチームの指導・育成なのですが、
研修や講演など単発仕事の割合が高い現在は、
どうしても収入が変動しやすいので、
今後は今以上にそういった契約先を、
増やして安定収入にしていきたい、と、
まさに思っていたところでした。

 

そこでルミさんに尋ねました。

 

「企業と契約するお仕事って、
いったいどうやって入ってくるんですか?」

 

「紹介ですね。あとはHPを見たりとか。
講演会に出てくださった方が、
その後、連絡をくださったり・・・」

 

なるほど。それは私と同じだね。
だけど大きく違うのは、この人の仕事先が、
皆、著名な大手企業ってことなんです。
5~30名ぐらいの中小零細がお客さんの私とは、
様子がまったく違うのだ。

 

名刺交換の翌日に大手ホテルチェーンからルミさんに電話が

「では、一番最初の”契約”のお客さんというのは、
どうやって入って来たんですか?」

 

「あぁ、私の一番最初の契約先って、
〇〇(著名ホテルチェーン)なんですよ。」

 

「えー!起業してすぐに入ったのがそれ(大手)ですか!
きっかけはいったい何だったんですか?」

 

「経営者の勉強会で名刺交換したら、
翌日にすぐ電話が来て・・・」

 

えー!!!名刺交換の翌日に電話が来るなんて、
普通はまず「ありえない」よ?すごくない?

 

「名刺交換してすぐに仕事が来るなんて、
普通はないですよね?」

 

「そうなんです。だから私も社長さんに聞いたんです。
どうして私を選んでくださったのですか?って。
そしたら、僕はこの業界でたくさん人を見て来てから、
その人がどんな人か、調べなくてもだいたいわかる。
あなたは仕事ができる人だ、だから頼みたい。
って言われて・・・」

 

ひえーっ!!!世の中にはそういうこともあるんだ。

 

まぁ、今、1日経ってこれを書きながら考えると、
彼女はとてもきれいな人なんで、
男性の「美人にはカッコいいところを見せたい」気持ちが、
多少影響していると言えなくもないと思い始めましたが、
”そこから紹介、紹介で、仕事がどんどん広がっていった”
そうなので、外見はやっぱり大事よね(笑)

 

あと、私の様に別に綺麗じゃなくても、
初対面からお互いに好印象で、
すぐにでも仲良くなれる感じだったりすると、
やっぱりそのうち仕事につながるので、
直感やインスピレーションは大事なのかもね。

一流企業からオーダーをもらうために最初から法人にした

ルミさんの起業は2000年代の前半ですが、
ホームページを拝見すると、
最初から会社を設立して始めたようです。

 

そうそう、そこも知りたい。
私もそうしたいと思った調子のいい時期もあったけど、
息子の入院やら手術やら、自分のやる気の減退などで、
今はその気持ちも消えちゃいました^^

 

確かにいずれは会社にしたいという思いも、
過去になくはなかったけど、
だいたい、貯金が1円もないのに、
思い付きで独立するんだから、
最初から計画性なんてゼロですよねwww

 

そう言う人ですから、始める段階で会社設立なんて、
到底全く考えられないよ。
お陰でその後、ニッチもサッチもいかずに任意整理をしたり、
滑り込みセーフのマルケイ融資で首の皮がつながったり、
青くなったり赤くなったりのビジネスライフですが?

 

「ルミさんて最初から会社をつくって始めたんですよね?」

 

「そう。私は大手からオーダーをもらうためには、
法人じゃないと相手にされないだろうと思ったので、
会社をつくる以外は頭になかったの。
もう、最初から法人にしたいと思って。」

 

そうなんですよねぇ・・・
実績を作って成功する女性は、
だいたい、最初から法人にしているんですよねぇ・・・

 

いったい、この先どうなるかわからないのに、
どうして?と思った時に、
私は独立した時の自分とルミさんの立ち位置の、
大きな違いに気が付きました。

 

まず、決定的な違いはもちろん当然お金だと思います。
ルミさんは会社設立のために準備したお金があったようですが、
私は自分の給料で暮らすのが精いっぱいの状態でした。
つまり本当に、貯金はありませんでした。

 

それから環境にも大きな違いを感じました。
ルミさんは国際線のCAでアメリカ暮らしの経験もあり、
世界の「一流」を知っている人です。
一方私は、結婚当初から夫のギャンブルに悩まされ、
心身共に余裕のある暮らしをほとんどしたことがなく、
夫の自営業も数年で破産、弁護士の世話にもなり、
どちらかと言えば、底辺を歩いて来た感じよね。

 

ここで私は思ったのですが、
ファーストクラスを知っている人と知らない人では、
夢や目標の質が根本的に違うんじゃないかな、と思いました。

 

上を知らない人が考える「上」というのは、
たぶん、本当に上の人から見ればすごく低いんです。
世界全体がとても狭いし、夢も小さく希望も小さい。

 

だから本人が目標と思って頑張っていることであっても、
一流の人から見たら、ちっちゃいところで、
コチャコチャやっているようにしか見えないと思う。
それに、最初から目標が一流の人とは異質なので、
それを追いかけていると、
一流の人が集う高みの世界には、
絶対入っていけないばかりでなく、
むしろ段々遠のいちゃうのかもしれない。

 

それでもまだ、「俺は絶対に一流になってやる」と、
エネルギッシュな成り上がり精神の持ち主なら、
強い思いと観察と研究と行動力があるから、
すでにそっちの世界を知っているのと同等だと思うけど、
私みたいに、行き当たりばったりで生きている人は、
そもそも、そっちの世界には行けないんだろうな。

 

でもこれによって得られる結論は、やはり、
一流になりたいなら一流に近づけ、という真実。
ルミさんがホテルチェーンの社長さんと出会った勉強会だって、
きっとそれなりの参加費だったと思います。

 

ですが、この点だけは私も決めていることですが、
経営者が集まる集いや勉強会の会費をケチらないこと。
高いお金を払ってでも、そういう会には、
顔を出した方がいいと思います。

 

私自身もある会の会員ではありますが、
今から起業を考えている友人を誘うと、
「参加費が高い」という理由で断る人が多いんです。
でもね、今後、法人を相手にしたいなら、
それは非常に機会を損失する理由だと思います。
高い会だからこそ、良質の参加者が来るって言うのにね。

 

なぜ名刺交換の翌日に仕事が来たのか?

ルミさんの話には、
もうひとつ大きなヒントがありました。
それは、名刺交換したすぐ翌日に、
どうして仕事が入ったか?ということなんですよね。

 

それはルミさんの仕事内容がわかりやすく明示されていて、
名刺を一目見ただけで、彼女が何者かイメージできたため、
潜在的なニーズがそこで浮上したんだと思うわけ。

 

片や自分の名刺、ホームページ・・・
その気で見てみると、まだまだわかりにくいですね。
名刺をもらった人が、私が何を仕事にしているか、
一発で理解できるように、もう少し言葉を工夫して、
具体的にしたほうがいい!と、すごく思いました。

 

なので、早速、今から作業します!
キャッチフレーズ練り直そう。

 

ルミさんはこうも言いました。

 

「私にオーダーをくださる社長さんは、
皆、その業界で一番になりたいって言うんです。
とにかく、競合と差別化を図りたいって。
だから、一番になれる教育をしてくださいって言われます。」

 

はあ~~~、なるほどねぇ・・・・

 

私のお客さんの、
「社員の居眠りを防ぐにはどうすればいいか?」
とはエライ違いだなwww

 

でもね、要するにそこが棲み分けというもので、
一流を目指したい人はルミさんに行くし、
悩ませ社員で頭を抱えている人は、
こっちに来ればいいのよね。

 

私は一流じゃないので、一流じゃない会社さんと、
きっとウマも波長も合うのでしょう(笑)

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