コミュニケーションセミナーにコミュ障社員は出すな
きのうは業界団体の管理者向けコミュニケーションセミナーでした。各社が自社の社員を参加させるスタイルのオープンセミナーです。
内容は好評で、特に心に響いたというある管理職の方が終了後に名刺交換に来てくれて、日ごろの悩みを打ち明け「うちの某社員も次回はぜひ参加させたい」と言われたのですが・・・
お話を伺う限りではその「うちの某社員」は、発達障害のグレーゾーンの方か、あるいはなんらかの人格障害のグレーゾーンの方ではないかと感じました。
もしそうなら、一般の方には有効な内容のセミナーに参加されても大きな効果は得られないし、グループワークやロールプレイングで他の参加者に余計な気遣いをさせてしまう可能性も大きく、せっかく参加してくれた他の参加者の利益にはなりません。
なのでその発言を聞いた私は内心「えっやめてー」と思ってしまいました・・・
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このセミナーはある会社さんのご依頼で、4年前から年に数回実施している公開セミナーですが、原則として職場リーダーが対象となっています。
なので、「リーダーさんが対象ですから」と、やんわり伝えればよかったのに、そういう断り文句ってとっさにその場ではなかなか浮かばないんですよね。
ただ、過去にもそういったお話をされた方はいらっしゃいましたが、今までそれが実現したことは一度もないので、個人的には「たぶんないだろう」と思っています。
というか、コミュニケーションに課題のある社員をコミュニケーションセミナーに出しても成果は得られません。それで効果があるなら、それぞれの指導者の誠意ある指導も実を結んでいるはずです。
他人とのコミュニケーションに課題があって人事担当者の悩みの種になっているような方は、まずはその資質の改善を望もうとせず、その現状を変わらないものと捉えたうえで、その枠の中で業務やチームとうまくやれる方法を模索したほうがよっぽど効果的で、かつ改善にもつながるのですが、人ってどうしても「自分たちと同じであってほしい」「そのように変わってほしい」と望むものなんですよね。