15.出版詐欺?~どうしたらいいのか名案が浮かばない~
(前回からのつづきです)
先生がネットに書かれているように、業務不履行や支払い踏み倒しの常習犯だとすると、本は出ないし、返金もないし、この先、どんなメッセージを送ってもなしのつぶてだろうなぁ・・・
夫に大反対されながらも自分で判断して決めた事なので、非常にバツが悪い。いつかは真相を打ち明けなければいけないと思うと、メチャメチャ気が重い。それみろ、と絶対に言われるね・・・あーあ。
そして何より、20万円はやはり自分にとって大金です。万が一のことを考えて、やりとりのスクリーンショットと日付、内容などは全部控えてあるんだけど、こういうことって有効なのかしら。出版は元々それほど大きな熱意があったわけではないので別にいいのですが、当然お金は返してほしい。先生が「絶対返す」とメッセージで明言しているのだから、これは広義の「契約」になるのでは?
ではいったいどこからどうやって手を付けたらいいんだろう。たぶんお金は戻ってこない。
返してほしいとメッセージを送ったところで、ネットの書き込みを読む限りこうなったら完璧スルーされるらしい。
それにプロフィール作成で少しでもやりとりしたことが正当なコンサルと言われてしまえばそれまでだし(どうやらコンサルとは言えないようなコンサルでも高額をの料金取ることがあるらしい。クレームを入れるとあれこれ詭弁をつかって反論しされて結局お金は戻らないらしい)、それにもし、本当に陰で一歩でも何かが進んでいたのなら、すでに着手済みと言われちゃうだろうな。
私はもう一度、「このメンバーで進める」と先生が書いてきたメンツを確認してみた。先生は「元〇〇の××さん」という表現で、簡単な肩書と名字しか送ってきていなかったけど、色々調べて三人のフルネームはわかっており、三人のうち二人はHPがあって連絡が取れそうな感じ。しかも一人はFacebookにもいるので、「こんな話が来て先生にお金を払いましたが、実際に進んでいますか?」とメッセージを送ってみるのもいいかもしれない。
でも逆に突然見知らぬ人から、そんなメッセージが来たら、私だったら出方に迷った挙句、下手に関わらない方がいいと判断して放置してしまうかもしれない。その人たちはこの事実を全く知らず、勝手に名前を使われただけのような気がしているけど、もし本当に先生と仲良しでツーカーの仲だったら、逆に先生に「こんなの来たけどどうする?」と見せたりしないだろうか。または先生から「お陰で関係が悪化した、どうしてくれる」とねじ込まれるのではないか?
紹介者のTさんに相談してみるのもいいけど、Tさんも本当は先生とグルだったりして?そんなわけないか?都合が悪いことに、Tさんとは夏前に一緒に仕事をする予定があり、日取や料金の確定はこれからなのです。この段階で気まずい関係にはなりたくない。むしろTさんの周囲の人達に聞いてみた方がいいかしら。
あれこれ考えると、どこから手を付けたらいいのかさっぱりわからず名案が浮かびません。騙されたことがあきらかになるのは全然構わないんだけど、ネガティブな話に他人を巻き込みたくないし、相談された相手のほうに精神的な負担をかけてしまうんじゃないかと思ってしまう。
そんな矢先、友人の司法書士が突然メッセージを送って来て会いたいと言ってきました。なにやら私に渡したいものがあるそうです。なんだろう?旅行のお土産かな。そうだ、司法書士。いいね、司法書士。彼女に相談してみよう。