他人の欠点が気になる人にはバリバリの建前コーチングをやろう
きのうの全員コーチングで
ゆみこさん(40代女性)が気になりました。
ほかの人達を表現するときの
物言いがきついし
悪いところばかり言ってくる。
ゆみこさんは仕事が早く
抜群の判断力をもつ事務員さんで
配慮も常識もある人ですが
他の社員からは「言葉が荒くて傷つく」とも。
または、
「家で子供達に当たり散らすような言い方」
で職場にはふさわしくないという声も。
たしかに仕事中でも
「これは変だ」と思うとスイッチが入るのか
ガーッと方言満載の言葉遣いで
相手を乱暴にまくしたてる傾向はあるかな。
たぶん、自分が細心の注意を払っているところに
若い男性社員があまりにも無頓着でミスにつながったり
それが原因でお客様とのトラブルが発生したりすると
我慢がならないのでしょう。
そんなゆみこさんに穏やかになってもらうためには
①能力と存在感を私がとことん認めてあげる
②嘘でもいいから他人のいいところをピックアップさせる
この2点かな。
前職が営業事務だったので腕は確かですが
なんといってもこの会社さんは少人数の同族会社で
しかも仕事の進め方がとてもアナログなので
ゆみこさんのすごさに誰も気づいていないんです。
だから、職場での承認に不足があるのかもしれない。
それを私が補ってあげれば、
少しずつ何かが変わるかも。
または、厳格な両親に育てられたり
家族に否定されて育ったなど
家庭的な背景もあるかもしれないので
小さい頃の話をじっくり聞いてあげるのも
いいかな。
それと今度やってみようと思っているのが
「完全建前コーチング」(笑)
コーチングは本来、率直な本音で進めるものですが
「今日はいい人を演じてみましょう」と
最初に断って、自分自身の口から
ウソでもいいので、他人を承認する言葉を
一度発してもらおうかな。
人の発言はその人の思考をベースにしていますが
逆に、強制的に発言を変えることによって
思考のほうが変化するということもあるので。
または、「いい人」じゃない会話が出てきたら
軽く突っ込みを入れてみるのもいいね。
ゆみこさんは内省が上手でイメージ力もあるので
その時間に何を気付いて
自分に対してどういう結論をもつのか
ちょっと楽しみです。