06.全額振り込む
今日の午後は、夫を職場に送って行った。夫は土日も出番の仕事だが、最近、視力が落ちて、車の運転を控えているので、私が送って行った。
実は夫が車を運転しなくなってから、会合や職場にまともに送って行ったのは、ここ数日が初めてなのだ。もちろん、私には、快く出金してほしいという、ご機嫌取りの気持ちも多少あったが、それよりも何よりも、ここのところずーーーっと、忙しすぎて時間の余裕がまったくなく、送って行っても、なんとかわずかの時間をつくって、途中の駅でせかせかと降りてもらうとか、そんな感じだった。
けれど、今月は、上旬の新入社員研修がひととおり終わってしまうと、あとは5月の連休明けまでめぼしい仕事がないので、前倒しで提出しなければならない研修資料の作成も一段落している。このぐらい気持ちがゆったりしていると、やましい気持ちがなくても送迎は全然オッケーだし、おとといなんて、何年かぶりで二人で街まで買い物に行ったもんね(その時点では出版メッセージはまだ入っていないから、平和で楽しかった)
4月中盤から5月半ばまでは、これといった仕事がほとんどないため、収入的に心配ではあるが、その分、出版の段取りには好都合である。権三郎先生が打診してきた30万という金額が、私個人の貯金の金額とギリギリ同額というのも偶然ではないかもしれないし、今から先は少しだけ自分の身が空くというのも、グッドタイミングだ。
うまくいくときには、こんな風に、とんとん拍子に物事が進んでいくものなので、この話は意外にうまくいく話しななのではないか?と、ふと思う。
出勤の準備をしている夫に、何時に出るのか尋ねると、「今日は早めに出たい」そうだ。「あんたに渡すお金を銀行(ATM)で降ろしていくから、途中で銀行によってくれる?で、お金はそこで渡すから」
おーーー!やっほー!今日、もらえるんだ!
やがて、お金を受け取った私は、いったん、郵便局の自分の口座に入れて、帰宅してからネット経由で、権三郎先生の口座に残りのお金を振り込んだ。
夫から受け取った30万円のうち、自腹で先に払っていた10万円は自分の別口座に戻す予定だったので、とりあえず全額をゆうちょ銀行に入れてしまい、自分のお金はあとで動かすことにした。(このブログは備忘録なのでこういうことも書いておく)
権三郎先生に「振り込みました」とLINEを送ると、「早速、企画作りに入ります」との返信があった。一週間以内と約束しても、やっぱり初日に支払えたのは気分がいいね。これで先方の評価が下がることもないだろう。この先はどう進むのかわからないが、若くないせいか、高揚感もワクワク感もまったくない。自分の仕事のひとつのように、淡々とこなす感覚がある。
願わくば、次に忙しくなる5月の後半までに、なんとか目鼻がついてくれるといいのだが。
とりあえず明日からは、4日連続4社の新入社員研修だ。今日はもう寝よう。