08.出版詐欺?~そもそも流れは妥当だった~

前回からのつづきです)

電話で聞いたTさんの話によると、何かの折に社員教育に関して先生から相談があり、「だったらこういう人がいますよ?」とTさんが先生に私を紹介したらしい。そこで「だったら会いたい」という話になったようです。出版の話もそのときに少し出て「先生がそいう本をつくりたいようだ」とのことでした。

電話でTさんは「ぷらたなすさんの本」という言い方をしましたが、私は、そんなエライ先生が個人で細々と仕事している私のことなど目にかけるワケがない、と頭から思っているので、これは私から何かの情報を引き出すために、わざと大げさに言っているのかな?と思いました。

私はTさんから今後引き受ける仕事について、近いうちに打ち合わせをする予定でしたが、その後、Tさんが「打合せに先生も同席するので、日取りは先生の都合に合わせたい」といってきたので、日程が決まるまで少し待ちました。要するに打合せと引き合わせを一回で済ませようというプランですね。

Tさんは”大先生”が時間をつくって向こうからわざわざ出向いてくれるこの機会をもったいないと思ったのか、または(今思えば)先生側の意向だったのか、同じ日の打合せ前に「先生を囲む茶話会」みたいなミニイベントを急きょ企画して10名程度の人を集めたようです。

そして「ぷらたなすさんは茶話会の後半1時間ぐらいのタイミングに到着してそのまま参加してください。そのあと、皆さんが帰ったら、3人で打ち合わせをしましょう」ということでした。

ここまでの時点で、私の先生に対する知識はほとんどなく、あるのは”Tさんが親しくしているエライ人”というイメージのみ(笑)。一時期購読していたTさんのメルマガでもしょっちゅう名前が出ていましたし、Tさんがマーケティングに関して何かを説明するときに「先生はこう言っている」みたいな表現をつかうときもよくありました。

なのでTさんのシンパなら「えー!あの先生が来てくださるんですか!✨」と目を輝かせるのかもしれませんが、私はもともと関心が薄かったので、単に本を一杯出しているからえらいんだろう、くらいの気持ちでした。Tさん自身は決して悪い人ではなく、いくつかの会社のコンサルを担当している普通の人です。だからこのオファーを疑う気持ちはまったくなく、「本とか出版とか色々言っているが、要するに私に何かを聞きたくてやってくるのだろう」と思いました。

私の様に細々と仕事をしていても、業界紙に原稿を書いたり、地域コミュニティ紙の取材を受けたりすることはたまにあります。また、直接の仕事ではなくても、知人から相談を受けたり「話を聞きたい」と言われて遠方に赴くときもあります。だから今回も同様に考えていたんです。

 

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